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2015 研修委員会便り

研修委員会

2015年 5月

新しい中会の形を求めて

(研修委員会 委員長 千葉保)


 4年前の第60回定期中会(2011)において「中会機構の簡素化に関する建議案」が可決されました。その大事な部分である地区制は、準備期間を経て第62回定期中会(2013)の「地区制についての建議案」可決により、新しい中会の形を求めて具体的に動き始め、2年が経過しました。中会としては、それまでの日曜学校委員、長老会委員、壮年部委員などが、研修委員会と修養会委員会に再編されました。

 これらの取り組みの目標・主眼は、「地区が主体的に研修会・修養会を実施する」(61回中会記録p.73)ことであり、「総合的な地域全体を網羅した教会形成や伝道、人材育成、応援体制の強化、課題の共有や援助等にあたるため」(同p.74)というところにあります。けれども合同した地区や、その地区の広がり具合もあり、取り組み方には違いが見られます。そして新しい中会の形はいまだ見えてきておりません。研修委員会は、研修の取り組みを通して、新しい中会の形を摸索していきたいと思っております。

 個人的にはわたしは今年3月まで、「道北・空知地区」に身を置いていました。「道北・空知地区」は、他の地区とは全く様子が違う、唯一の合同地区ですから、一地区としての同一歩調を作る困難さを覚えさせられました。でも「道北・空知地区」は、一つの地区としての集会を持つことが出来るように、今、準備を重ねています。
 そして4月からわたしは「道東地区」に身を置くこととなりました。実際に身を置いて動いてみると、道東5教会間の道路状況(距離とカーブやアップダウン)は想像以上に厳しく、実に大きな広がりの中での点在です。その広がりの中で地区の交わりを作っていくことの大変さを覚えざるを得ません。これら二つの地区は、年に1回の全体集会を開催することにも困難さを覚えさせられるわけですから、それぞれの地区の主体性において可能な形で取り組むことを、中会として認め合うことが大切なことだと思うようになりました。

 以上のようなことを心に留めながら、中会の研修委員会として、3年目をどのように取り組むべきなのかを考えなければなりません。内容は「研修」です。教会において「務め」にある者(長老・執事・委員、日曜学校教師、オルガニスト)の研修を行うことが、委員会に託されています。すでに行ってきたことでありますが、地区でそれらの研修会を行うことを、研修委員会としては引き続き応援します。その上で、簡素化と地区制の取り組みの当初に掲げた主眼を大切にしながら、やはり中会全体としての研修会の企画が求められているのだと、研修委員全体の会では話し合っています。その中で「課題の共有や援助」は、まずは地区ごとに、お互いの教会の状況を理解して受け止め合うことから始めていかなければならないことでないでしょうか。そのような地区の取り組みを研修委員会として把握しながら、各分野での、中会としての課題を見出し、取り組みを積み上げていくことが、今、求められているのだと思います。信仰の一致のもとで、教会の主から託されている務めを共に担っていきたいと思います。

委員会からのお知らせ

長老部

  1. 委 員 堤隆(部長)、荒山俊行(書記・苫小牧)、岡田寿(森林公園)
  2. 地区研修会 道南地区長老・委員研修会
      4月29日(水)会場 伊達教会で実施されました。 
    • 主題「教会における訓練」講師 秦利器(苫小牧教会牧師)
    • 昨年、開催された主題「牧会的配慮とは何か」講師 久野牧(函館相生教会牧師)を受け継ぎ、さらに具体的課題や教会訓練についての学びが行われました。
  3. 来年度の各地区長老研修会支援のために講師派遣の申し出に応じる準備をしています。
  4. 中会全体の長老研修会は2017年度に実施の予定です。
  5. 各地区の研修会等の情報をお知らせください。

日曜学校部

  1. 委 員 千葉保(部長)、由利谷満(書記・小樽シオン)、宮崎善昭(札幌北一条)
  2. 教師研修会日程は11月3日(火・祝日)

詳細については6月1日(月)日曜学校部単独委員会において決定いたします。後日改めて委員会よりお知らせの予定です。

礼拝音楽部

  1. 委 員 北村一幸(部長)、細山まゆみ(書記・札幌琴似)、三輪宣彦(札幌桑園)

2. 全体研修

8月10日(月)午前10時~午後8時30分
今年度は一日研修とします。
オルガンレッスン 午前10時~午後4時半 パイプオルガンとリードオルガン
レッスン料4,000円
公開講演会 8月10日(月)午後6時30分より
「讃美の歌を高らかに主に捧げようⅡ」―讃美をともにー 
講師 三輪宣彦(札幌桑園教会長老) 三輪主恭(みわ かずやす・バリトン)

3. 出張講習   

昨年まで講習に協力いただいた講師の方々は下記のとおりです。
実技講習等
パイプオルガン 山田悦子(札幌北一条教会オルガニスト)
リードまたは電子オルガン 小泉優香(札幌北一条教会オルガニスト)
礼拝、賛美の講演 三輪宣彦(上記に記載) 工藤準一(札幌北一条教会オルガニスト)
礼拝音楽部では、各教会、地区からの依頼に応じ講師を派遣いたします。希望の教会は礼拝音楽部まで連絡下さい。委員会で検討し、派遣が可能な際には講師と所属教会への依頼および講師の交通費と宿泊費補助をします。講師の謝礼は、主催者の状況に応じてご負担下さい。オルガンレッスンの場合は、レッスン料はいくらでも構いませんが、受講者に負担してもらい中会や主催者負担の軽減を図って下さい。

4. オルガン奉仕の出張  新たな企画として   

礼拝の楽器として、北海道中会においては、リードオルガンの占める割合が多いことと思われますが、オルガンが教会にあっても演奏者がいないため、現状ではヒムプレーヤーを使用している教会があります。そういった教会へのオルガニストの派遣を2年前から検討していました。また、全体研修を計画しても、事情により、研修に出てこられない方もおいでと思います。訓練されたオルガニストの派遣が、オルガニストの育成にもなり、新たな伴奏者が生まれることも期待出来ます。さらに礼拝における会衆賛美の訓練ともなるでしょう。礼拝音楽部が窓口となり希望のアレンジをいたします。講習への講師派遣同様、交通費等の必要経費補助をいたします。つきましては、中会内の教会でのオルガン奉仕が可能なオルガニストをご紹介ください。別紙アンケートの協力をお願いいたします。 音楽部の3つの企画に関する、問い合わせ先は下記のとおりです。

教会音楽部 書記 細山まゆみ

〒063-0842 札幌市西区八軒2条西1丁目3-1 札幌琴似教会気付

FAX 011-641-3096  メールはこちらまで